紺野道昭通信

Ⅳ.理念・言葉・意味を問う② 制度の目的(定期発信-Vol.254)

当社には、永年勤続社員表彰の副賞として、旅行に行ける制度があります。

これは長く働いてくれたことへの感謝に加え、まとまった休みを取って、家族や大切な人と普段とは違う時間を過ごしてほしいという思いから設けたものです。

表彰を心待ちにしている社員も多いようです。

 

ただあるとき、それを金券(※旅行券)で欲しいという意見が挙がりました。

私は大変残念に思いました。

予算は十万円分なので、十万円貰える権利があると考えたのかもしれません。

ただ私がこの制度を通じて社員に受け取って欲しかったのは、非日常の楽しい時間や思い出、そして会社からの感謝です。

 

難しいものです。

制度にすると、数字や条件が一人歩きすることがあります。

その奥にある想いを受け取って欲しいのに、貰う側には表面だけが見えてしまう。

福利厚生や研修、各種手当も同じように、必ず意味があります。

休みを取って欲しい、学んで欲しい、家族との時間を大切にして欲しい…

 

そこが伝わらなければ、制度は単なる権利になり、その瞬間、伝えたかった想いが消え失せます。

制度そのものは目的ではありません。

大事なのは、その制度を通じ、何を実現したいのかにあります。

 

安心して働いて欲しい

家族を大切にして欲しい

仕事だけで人生を終わらせないで欲しい

 

当社の社員には、仕事を通じ少しでも良い人生に近づいて欲しいというのが、私の想いです。

この想いを伝えるために、沢山の制度があります。

「人を大切にする会社」という言葉を支える沢山の制度や仕組みを作ってきました。

百年企業として、これらの制度も沢山残っていくでしょう。

ただ、会社の文化になるためには、込められた想いまで受け継がねばなりません。

 

※生成AIで作成

 

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